良導絡

鍼灸の施術では、脈診という方法で経絡の状態を調べることが一般的です。ただし脈診は診る人によってばらつくことが問題でした。当院では再現性の高い良導絡という方法で経絡の状態を調べています。片手でにぎったプローブと、テスト端子の間の電気抵抗(皮膚抵抗)をもとに経絡の状態を測定します。十二の経絡の測定部位は決まっており、この部位を測定し、経絡の状態をグラフ化します。当院ではパソコンと接続したシステムを利用しており、測定後速やかに状態が表示できるようになっています。このシステムを利用していて面白いのは、問診で患者様がおっしゃらなかったことまでグラフ上に現れる場合があることです。

*良導絡は京都大学医学部生理学教室 故中谷義雄博士の研究によるものです。