もともとが電子系の設計をしていたエンジニアなので、電気を使った治療はたいへん興味がありました。こだわりの道具をつかって、東洋医学的・解剖学的にひと味ちがった治療をしていきます。
伊藤超短波製EU-940
・超音波
体に超音波用のゼリーをつけ、その上から超音波プローブでなぞっていきます。プローブからは1MHz-3MHz(一秒間に100万回~300万回)の振動が体に加わっていきます。鍼の後に使うことで鍼の違和感を減らし、効果を高める事も出来ます。鍼だけのときと、鍼に超音波治療を加えた時では施術後の感じがはっきりと異なります。体の奥まで届くことから、深い部位のマッサージが可能です。温熱効果もあります。EU-940では下記電気治療の電圧・電流を超音波プローブの先端からかけていく事が可能になっています。
・Hi-voltage
ペン型のプローブや、パッド、超音波プローブを介して独特な波形の電圧をかけます。体の深い部位まで届くように波形が工夫されています。効果としては、炎症で腫れている部位にかけることで炎症を抑えることが可能です。例えば膝が腫れ上がっているような時に、アイシングとHi-voltageモードをしっかりかけてあげると、腫れが引いてきます。鍼が苦手な方にはペン型プローブや超音波プローブをつかったHi-voltageを使うことで、刺さない鍼のような使い方ができます。この方法はかなり効果がたかく、軽度のギックリ腰程度であれば治療後、スタスタと歩いて帰れる程度まで改善が見込めます。
・干渉波
マッサージ的な効果があります。凝り固まった筋肉をほぐします。電気治療のなかでは、干渉波は気持ちが一番良いモードです。
・MCR
損傷した組織の治癒を促進する電気治療です。長時間(30分)かけることで効果がでます。長時間かかるので院内で使うことがすくないですが、ポータブルな装置を貸し出して患者様に自宅でお使いいただく場合があります。